在来工法の見積もり
工事の内容
在来工法は、日本家屋の伝統的工法として昔から使用されているものです。在来工法の見積もりでは、工事費をひとつひとつ分けて積算します。見積書を知るには、工事内容がどういうものかを把握することが大切です。在来工法の工事費内訳書の項目にある、工事費の名称と意味について以下に挙げていきます。
●基礎工事
文字通り、家の基礎を造る工事です。工法には2つあり、布基礎(鉄筋を埋め込んだコンクリートを帯状に連続させる方法)とベタ基礎(平面全体にコンクリートを打つ)があります。
●仮設工事
建築中の足場や工事用の電気、水道、安全保安のほか、清掃片付け、運搬などの費用があります。
●木工事
家の土台、柱、梁、根太、筋交いなどの費用があります。木造住宅では、木材を組み立てる作業になるので、総工費の多くが木工費にあてられます。
●屋根工事
基本的に、屋根を造る工事です。
●板金工事
金属製の屋根や雨どいの施工などの板金工事にかかる工事です。
●建具工事
ふすまや障子、ドアなどの建具にかかる工事です。
●内装工事
敷物、畳、フローリングなどや、壁・床・天井などの仕上げのクロスなどの工事です。
●左官工事
外壁や室内で、しっくいなどをコテを用いて仕上げる工事です。
●石工事
外壁や床などを石張りで仕上げる工事です。
●タイル工事
キッチンや浴室、外壁などにタイルを張っていく工事です。
●塗装工事
建物に塗料を塗っていく工事です。
●外装工事
住宅外壁材として使われる金属サイディングの工事です。
●吹き付け工事
外壁などを吹き付けで仕上げる工事です。
●電気設備工事
電灯、コンセント、テレビ・電話などの配線にかかる工事費用です。
●ガス工事
ガスをガス機器やガスコンセントまでつなぐ作業です。
●給排水衛生設備工事
配水管、給水管、給湯管の設置や衛生機器の設置にかかる工事です。
●付帯設備工事
給水、給湯、電気など建築物に付帯する各種の設備工事です。
●雑工事
どの項目にも当てはまらない工事です。
以上のほかにも、いろいろありますが、工事費の名前とどういうものかを知っておいて損はありません。
ただ、工事費内訳書のみでは、詳細な工事内容や品質までは理解しにくいので、工事費内訳明細書と見比べて判断していくことが必要です。